トワのブログ

「警笛が鳴る頃に」更新中

警笛が鳴る頃に(第5話「私が生まれた日」)


それは数年前、私がこの世にお世話になる前の出来事でした。
管理人「ふぅ…。」
いつものように管理人さんが見回りに来る時。
私…基「旧」トワイライトエクスプレスの元へと見回りに来た。
トワイライトエクスプレスは既に運転廃止。今は新トワイライトエクスプレスが走っている。
その廃止された旧トワイライトエクスプレスの車両が1両だけ、鉄道博物館に寄贈された。
管理人「毎日フラッシュ浴びながらようご苦労さんやね。
これからも迷惑かけるかもしれんけど…頑張りーよ」
そう言ってトワイライトエクスプレスに手を添えて他の見回りに行く。
「………………」
管理人さんの思いが届いたのか、思念体はやがて生命体化…私が出来上がってしまいました。
低身長な身体に肩下げのバッグ、緑のマフラー。そのマフラーには「TE」のバッジがありました。
ですが私が飛ばされたところは窮引したC58の機関車の石炭釜の中。
時刻は午前12時。
トワ「なにここ!?助けて誰かぁぁぁぁぁ泣」
あまりにも古すぎて南京錠がかけられている+真っ暗過ぎてノブの位置すらわからず開けられなかったのでひたすら扉をガンガン叩いていると、
???「ん?聞き慣れない声が…」
誰かが気づいてくれました。
トワ「誰ですかそこにいるのは!!なんでもいいので助けてくださいお願いしますぁぁぁぁぁ」
???「あ、あぁ。分かった…!!」
そうして無事なんとか機関車の中から抜け出しました。
トワ「うぅううスス臭いぃ…」
???「まぁまぁ。無事でよかったよ」
トワ「ありがとうございました…」
アラン「俺はアラン・ラングレイ。お前は?」
トワ「えっと…私は……」