トワのブログ

「警笛が鳴る頃に」更新中

警笛が鳴る頃に(第10話「車掌になる気は?」)


こうして同窓会も終わり、近くに宿を予約して部屋についた頃。
トワ「ねぇ海夜美」
海夜美「んー?」
トワ「海夜美は出雲の車掌にならないの?」
海夜美「んん〜…私はどっちでもいいかな?」
トワ「どっちでもいい…?」
海夜美「うん。どっちでもいい。でも皆に会えなくなるのはやっぱり寂しい…だから私はまだ車掌にはならないかな!」
トワ「なるほどねぇ……」
そう言いつつも海夜美の顔は少し寂しげな雰囲気を物語っていた。
海夜美「トワはどうなの?旧トワはもう走ってないし、新トワの車掌になるつもりは?」
トワ「…私はあるよ」
ハッキリと答えた。
海夜美「あるの!?」
トワ「でも新トワイライトから出来た思念体がいたら…私は姉の立場になるのかなって思ってて…」
海夜美「ん〜…電車の思念体同士で姉妹とか兄妹ってことは稀にあるらしいし可能性は無くはないかもよー?」
トワ「ふ〜ん…」
そう思うとますます会いたいという気が増してくる。
海夜美が出雲の車掌になった後にでも、会ってみようかな。
そんなことを思いながらベッドに身体を預け、意識を奥底へと飛ばした。