トワのブログ

「警笛が鳴る頃に」更新中

警笛が鳴る頃に(第11話「海夜美のお友達」)

トワ「さて…海夜美が用があるっていう東京に行きましょか」
海夜美「ひぃぃ緊張する〜…トワは行ったことあるの?」
トワ「のぞみにのって1回だけなら」
海夜美「のぞみか〜!そういえばのぞみちゃん同窓会呼んだけど来てなかったね(・ω・`)」
トワ「確かに…忙しいのかな?」
そんなことを普通電車に乗りながら話していた。
トワ「よいしょー…」
海夜美「私はその隣と」
座った時とある車掌アナウンスが流れた。
普通ではしないほかの列車事故のアナウンスだった。
トワ「珍しい…」
聞きながら荷物を整理していたときであった。
「ただいま人身事故によりJR福知山線の電車が緊急停止し、約七分の遅れがありました。これからご利用のお客様にはご迷惑をおかけ致しますことをお詫び申し上げます」
トワ「えっ?」
思わず顔を上げてしまった。
海夜美「珍しい…」
トワ「人身事故なんて…」
海夜美「怖い怖い、また死神が増えるじゃないの…」
トワ「そういえば海夜美は何年か前までは呪い退治の仕事してたんだっけ?」
海夜美「そうそう、あの時はもう1人仲間がいたんだけど、その仲間に会いに東京にいくの」
トワ「なるほどなるほど…」
海夜美の周りの友達はほんと不思議な繋がりがあるんだなぁ…と思っていた。

警笛が鳴る頃に(第10話「車掌になる気は?」)


こうして同窓会も終わり、近くに宿を予約して部屋についた頃。
トワ「ねぇ海夜美」
海夜美「んー?」
トワ「海夜美は出雲の車掌にならないの?」
海夜美「んん〜…私はどっちでもいいかな?」
トワ「どっちでもいい…?」
海夜美「うん。どっちでもいい。でも皆に会えなくなるのはやっぱり寂しい…だから私はまだ車掌にはならないかな!」
トワ「なるほどねぇ……」
そう言いつつも海夜美の顔は少し寂しげな雰囲気を物語っていた。
海夜美「トワはどうなの?旧トワはもう走ってないし、新トワの車掌になるつもりは?」
トワ「…私はあるよ」
ハッキリと答えた。
海夜美「あるの!?」
トワ「でも新トワイライトから出来た思念体がいたら…私は姉の立場になるのかなって思ってて…」
海夜美「ん〜…電車の思念体同士で姉妹とか兄妹ってことは稀にあるらしいし可能性は無くはないかもよー?」
トワ「ふ〜ん…」
そう思うとますます会いたいという気が増してくる。
海夜美が出雲の車掌になった後にでも、会ってみようかな。
そんなことを思いながらベッドに身体を預け、意識を奥底へと飛ばした。

お知らせ

いつも「警笛が鳴る頃に」をご愛読下さいましてありがとうございます。

 

記載通りお知らせです。

 

一時期だけ活動を辞めます。

 

理由は精神安定のためです。

 

精神が安定次第、また更新していただきます。

 

何卒、よろしくお願いします。

警笛が鳴る頃に(第9話「「瑞風」という存在」)

午後17:07。
かがやき「おっゲストが来ましたね」
ひゅうが「待ってたよー!」
トワ「すみません遅れちゃって…」
海夜美「さすがロングシート、お尻が痛い…」
ルスタ「なんや、ロングで来たんか?」
トワ「ここまで来るのにロングしか走ってないですよ…汗」
かがやき「確かにそうねw」
場所は静岡の一番南にあるとある飲食店。
トワ「あれ?はるかさんやクモハさん達は?」
かがやき「まだ来てませんよ?」
ひゅうが「おっそいわねぇ…どこで迷ってるのかしら?」
ルスタ「まぁまぁ、ゆっくりまっときばよかろうもん」
かがやき「お兄ちゃんよってる?」
ルスタ「酒飲まないんやけど…」
海夜美「確かにそうね…」
ルスタ「そういやあーさんら、今度はどこ行きよっとったんね?」
トワ「さっきまでは電パスの更新をしに京都まで行ってました」
海夜美「管理人さんまた老けたんじゃない?w」
ひゅうが「それなwwww」
天津神「すまん、遅れた…」
クモハ「……よっす」
会話の途中で入ってきたのは、天津神とクモハだった。
トワ「お二方!!お久しぶりです〜!!」
天津神「おーおートワちゃん今日も元気じゃのぅ…」
クモハ「……元気すぎるのも良くない気がする」
海夜美「クモハもんな事言わんと!私の隣空いてるし座りーよ!!」
クモハ「……あぁ、ありがとうな」
クモハが海夜美の隣に座って話をしている。
トワ「瑞風かぁ…」
私は少し考えてみた。
ここ数年経っても自分の存在はよく分からないし、第一私が生まれたのは旧トワイライトエクスプレス
チラシで少し姿を見たくらいですが、やっぱり実物も見てみたいと思った。
自分が生まれた電車や列車に会った際、そこの車掌にならなければいけないのは分かっているけれど、大体のケモノは車掌になることを否定するらしい。
トワ「……ん?まてよ…瑞風が新トワイライトってことは…」
私には妹がいる?

警笛が鳴る頃に(第8話「鉄道博物館」)


海夜美「本当に閉じ込められてたんだ…」
トワ「大変だったよ…(・ω・`)」
アラン「あの時のトワ、本当に煤だらけだったからなwww」
トワ「もう…(・ω・`)」
アラン「ちなみにトワ、今はどれくらい制覇したんだ?」
トワ「えーっと…九州、四国、近畿は制覇しましたよ」
海夜美「私達そんなに行ってたんだ…」
トワ「後は関東、東北、北海道だけです」
アラン「そうか…俺も運転士だし、お互い頑張ろうな」
トワ「はい!頑張りましょう!!」

電パスの更新も終わり、アランさんと別れ次の目的地を考えていた矢先に、
トワ「あー!!!!」
海夜美「どどどどうしたの!?」
トワ「………そういえば、今日って電パス仲間の同窓会じゃない?」
海夜美「………あっ😇」
午後12:43。
京都からかなり遠いということで、すぐに向かいました。

警笛が鳴る頃に(第7話「お友達」)

正直、会ってみたいと思っていた。
ここじゃない外の世界の住民に。
私と同じ、「ケモノ」の存在に。
管理人「おっきたきた」
トワ「すみません、お友達と話してたら遅くなってしまいまして…」
管理人「もうお友達が出来たのかい?そりゃあ良かった」
にこっと笑う管理人さん。
そうして渡されたのは、ビニルの枠に覆われた少し小さな定期のようなものだった。
トワ「これが電パスですか…?」
管理人「そう。この世界では君達が無料で利用できるサービスが沢山あるんだ。それが電パス一つで全部無料で利用できるんだよ」
トワ「すごい…」
管理人「ただし、年に1回の更新があってね。電パスを作ってくれた製造人、つまり俺に1度見せて更新しなきゃいけないんだ。」
トワ「その更新って、作られた日付の日ですか?」
管理人「そうなるね」
トワ「ふむふむ…」
管理人「まぁとりあえず、これでどこへでも行けるからね。なんかあったらまたおいで。」
トワ「はい!ありがとうございました!!」

トワ「………さて…これからどうしようかなぁ…行く宛もないし…」
しばらく考えた結果、私が編み出した答えは…
「日本中を旅して、自分が生まれた本当の列車に会いに行こう」
今は走っていないトワイライトエクスプレス
だが今の時点で走っているトワイライトエクスプレスが1つある。そのトワイライトエクスプレス「瑞風」に会いに行こうと決めた。
もしかしたら何かわかるかもしれない。そう思ったから。